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テルマエ・ロマエII

面白さ数十倍となって『テルマエ・ロマエII』が、帰ってきた。

2014年4月26日(土)<よい風呂の日> 全国ロードショー!!<br><br>(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会
2014年4月26日(土)<よい風呂の日> 全国ロードショー!!

(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会
テルマエ・ロマエII
http://www.thermae-romae.jp/


監督:武内英樹
脚本:橋本裕志
原作:ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」
CAST:
阿部寛 上戸 彩 北村一樹 竹内 力 宍戸 開 笹野高史 市村正親
キムラ緑子 勝矢 曙 琴欧洲 菅登末男 いか八朗 松島トモ子 
白木みのる

音楽:住友紀人 テーマ曲:ラッセル・ワトソン / 誰も寝てはならぬ 
ストーリー

斬新なテルマエ(浴場)を作ったことで一躍人気者になった古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)。しかしコロッセオにグラディエイターを癒すテルマエ建設を命じられ、またまたアイディアに悩みまくり、再び現代日本へタイムスリップしてしまう(風呂限定)。そこで風呂専門雑誌のライターに転向していた真実(まみ)(上戸彩)ら「平たい顔族(=日本人)」との再会も束の間、平和推進派のハドリアヌス帝と武力行使派の元老院の対立に巻き込まれていく…
<スタッフ「まる」がみてきたよ>

またまた濃い顔族(=古代ローマ人)と平たい顔族(=日本人)が、時代と文化の時空を超えて遭遇する。現実ではありえないミスマッチの激突は、面白さ数十倍となって『テルマエ・ロマエII』が、帰ってきた。
 時は紀元136年、古代ローマ。民衆を寛がせるテルマエ(浴場)でなんとかローマの平和を維持しようと苦心する第14代皇帝ハドリアヌス(市村正親)。対して戦によって領土拡大を画策する元老院。あたかもコロッセオでは、グラディエイター(剣闘士)たちが武器を手に互いに相手を倒し、すさまじい血が飛び交い、それをローマの群集が熱狂して観戦している。
戦いを扇動するようなシーンが目の前に展開されているのだ。
そのような光景を苦々しく見ているテルマエ技師のルシウス(阿部寛)。
皇帝はルシウスにせめてコロッセオで戦うグラディエイターの傷を癒すテルマエを創るようにと命じる。いつものようによい案が浮かばないルシウスは、いつものように悩みまくる。そしてお約束通り、日本の温泉地の草津温泉へとタイムスリップしてしまう。そこで風呂専門のライターに転向した真美(上戸彩)ら平たい顔族に再会する。
このあともルシウスは、子どものためのテルマエ作りを命じられたり、民衆のために理想の温泉郷探しに奔走したりするのだ。最後にローマのためのユートピア作りを目指す。そのかたわら、元老院から送られた妙な刺客に命を狙われるなど、身辺は常に慌ただしい。奇妙奇天烈、奇想天外な物語は観る者を飽きさせない。
はたして、テルマエ技師のルシウスは武闘派の元老院の策略を抑え込み、皇帝の意を具現することが出来るのか!?さらに難問がルシウスを襲う。
これでもかというほど、笑いのてんこ盛りは続く。今作は間違いなくパートIをはるかに凌ぐ。良い意味で、もうムチャクチャ。原作が、シリーズ累計900万部突破のメガヒットというのも頷ける。
<見どころ満載!!>

1.元横綱曙と現役力士の琴欧洲が出演。迫力ある映像が生まれている。総勢17人の力士が出演。本業以外で日本相撲協会が全面的に協力しているのは奇跡とも言える。
2.撮影場所は、ブルガリア。琴欧洲の故郷である。パートIの5倍の5000人の現地エキストラが協力し、大いに盛り上がりを見せている。
3.日本の3大温泉地のひとつの草津温泉。草津名物の湯もみ(板で熱い湯をかきまぜる)のシーンや法師温泉、宝川温泉、諏訪の平湯、長野ラーラ松本の室内温室プールのスライダー滑りシーン。箱根小涌園ユネッサンス、大江戸温泉など、数多くの日本の温泉地が出てくる。各地の温泉文化を居ながらにして楽しむことができるのも嬉しい。
4.ブルガリアのヨーロッパ最大級のスタジオで半年をかけて、なんと高さ50m級のコロッセオと街並みを造ってしまった。コロッセオはエキストラが観客席に座るため、鉄筋造りの本格的なものだ。当時のコロッセオをイメージするのには格好の建築物である。
5.往年の女優、松島トモ子やお笑いタレントの白木みのる、いか八朗、菅登未男などが出演。今では、めったにおみかけすることもなくなった懐かしの人たちと映像で出会える希少な機会ともなった。出会い方が、またまた個性的。笑いの渦が……
6.タイムスリップするときのお約束のシーンが今回はなんともストーリー仕立てで、こちらもクスリと笑いがこみあげてしまう作りになっている。
7.エンドロールになっても、なかなか観客は席を立てない。どころか観客の期待を裏切りまくる抱腹絶倒のシーンが次々と。まったく、最後までサービス精神旺盛の小憎らしい作りになっている。
涙が出るほど、笑い転げてください。
日頃のストレスも吹っ飛び、後には、温泉に浸かったあとのゆるゆるとした寛ぎを味わえることでしょう。

text by おおた まる

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